HSC(ひといちばい敏感な子)って?
こんにちは、あんみつです。
このブログでもちょくちょく触れていますが、HSP、HSCという言葉、聞いたことありますか?
自閉症スペクトラムやADHDなどの発達障がいについては、世間的に認知度が上がっています。
しかし、HSP・HSCは比較的新しい概念のため、聞いたことない方が多いかと思いますので、簡単に説明させていただきます♪
- HSP、HSCとは
HSPとは、Highly Sensitive Person(=ひといちばい敏感な人)のことを指します。
HSCは、そういう特性を持った子ども(Highly Sensitive Child=ひといちばい敏感な子ども)です。
アメリカの心理学者、エレイン・アーロン氏が出版した『The Highly Sensitive Child』という本で発表しました。
- HSCの特徴
特徴は人により違いますが、例えば、服の襟元のタグがチクチクして着られない、
大きい音が苦手など、感覚面でとても敏感な反面、
とても豊かな感性を持ち、人の気持ちを思いやれるなど、共感性に優れているところが特徴です。
病気や障がいではなく、なんと、5人に1人という高い割合で存在するそうです。
- 発達障がいとの違い
感覚面の敏感さは、発達障がいの症状と似たところがあり、
発達障がいと誤解されることがあります。
HSCと同じく感覚の過敏が特徴として現れる、自閉症スペクトラムでは、
人の気持ちを想像する、人の立場に立って考えることに困難がある一方、
HSCは『共感性が豊かである』というところが決定的に違うとのことです。
長女の敏感さからくる癇癪、夜泣きで一番困っていた2、3歳頃は、
「この子、絶対何かある!」と、ネットを検索しまくり、
感覚の過敏さが当てはまるので、発達障がいかもしれないと思っていました。
長女の癇癪のひどさを見た小児科医からも、発達相談を勧められたことがあります。
その後、自治体の発達センターにて、発達検査を3度受けました。
しかし、「障がいはない」との結果でした。
- 私が参考にした書籍
平成27年に、書籍『子育てハッピーアドバイス』シリーズで有名な、精神科医の明橋大二先生が日本語に翻訳し、『ひといちばい敏感な子』というタイトルで出版され、少しずつ認知度が高まりつつあります。
- 作者: エレイン・N・アーロン,明橋大二
- 出版社/メーカー: 1万年堂出版
- 発売日: 2015/02/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『ハッピーアドバイス』シリーズのものもあります!
HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子
- 作者: 明橋大二,太田知子
- 出版社/メーカー: 1万年堂出版
- 発売日: 2018/06/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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パートナーや祖父母、幼稚園や保育園の先生にHSCを理解して貰うのには
イラストでわかりやすい『ハッピーアドバイス』版は、手助けになると思います!
- HSCという概念との出会い
障がいではないなら、この子を育てる辛さは、単に私が弱いせいなのか…?
モヤモヤとしていたある日、上記の本に出会い、私の真っ暗だった子育て生活は変わりました。
本に書いてあるのは、まさにうちの長女のことでした。
注:発達障がいとHSCは全く別のカテゴリーではなく、併せ持つ子もいます。詳しく知りたい方は翻訳版の本を読んでみてください☆
小さい頃に苦労した話などを少しずつ書いていこうと思います。
今、敏感な赤ちゃんや幼児を育てていて、悩んでいるお母さんの気づきの一助になればと思います!